第1部(1〜7巻)感想-7巻感想
『ロミオとジュリエット』的でもありながら『ヘンリー6世』にきっちり落とし込み、この2作以上に衝撃的で悲劇的です!
原案『ヘンリー6世』と全く違うとも言えますし、最終的には原案通りとも言えると思います。そして、やはりロミジュリっぽいですよね。
ランカスターの王子エドワードの退場回。『ヘンリー6世』準拠ながら、エドワードのリチャードへの恋の終わりと絡めて美しく翻案されています。無理筋かもしれませんが、『二人の貴公子』オマージュも考えました。
27話は、多分詳細に史料準拠で、史料アレンジの面白さに気づかされこのタイトルにしました。
26話表紙は赤い薔薇に埋まったリチャードで7巻の表紙は白地にマーガレット。色としては逆ですが、2人のことや薔薇のことを書きました。