第2部・11巻〜感想-14巻感想
原案や史料の流れに戻してきたような65話。指輪エピソードや、プロセルピナと『冬物語』、『ヘンリー4世』とかを考えてみました。
11,12巻の挿話が布石のような形で、薬の話が不吉に再登場。62話からのモチーフも繋がっているかもしれません。
表紙の2人をめぐる史料とも絡めた展開なのに、リチャード、バッキンガム、ティレルの三角関係(?)も入った素晴らしさと構成の美しさ。でもリッチモンドの考察が長めになりました。
1巻のリフレインのようなリチャードとエドワードが感動的で、リッチモンドとスタンリーは『リチャード3世』の真逆の感じですね。
既に不穏になり始めている61話。3巻との比較がメインになりました。