『薔薇王』にシェイクスピアをさがして

菅野文先生の『薔薇王の葬列』についてシェイクスピア原案との関係を中心にひたすら語ります

第1部(1〜7巻)感想

1巻1話(2)馬と王冠について:まだ1話なのに?

ミス・リーディングなタイトルですみません。でも本当に馬のことなので……。

1巻1話(1) 荊棘の森と光について:初回から神展開です、と言いたい

何がすごいって、『ヘンリー6世』のほぼ“最後箇所の”台詞が使われていることです。この言葉がはじめに置かれることでリチャードを縛り続ける呪いや予言のように働いてきます。