『薔薇王』にシェイクスピアをさがして

菅野文先生の『薔薇王の葬列』についてシェイクスピア原案との関係を中心にひたすら語ります

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

15巻68話 リチャードの迷いと選択について

『ハムレット』『ヘンリー4世』などが組み合わせて使われ、作品のモチーフとリチャードの変化が重なるのも感動的です。

15巻67話 ヘンリーと“贄”について

王子達を巡る話の作りがまたもや神業的です。ティレルの言動はまだ謎かけ的ですね。

15巻66話 リチャードの帰還について

心削られる展開かと覚悟していましたが、15巻は、こう来るか!のわくわく感や、物語が動いていく興奮があって一気に読みました。

野田秀樹潤色、シルヴィウ・プルカレーテ演出、『真夏の夜の夢』感想

『ファウスト』や『不思議の国のアリス』が重ねられた、ややダークで悪夢感のある作品でした。

7巻28話 王子エドワードの願いについて

ランカスターの王子エドワードの退場回。『ヘンリー6世』準拠ながら、エドワードのリチャードへの恋の終わりと絡めて美しく翻案されています。無理筋かもしれませんが、『二人の貴公子』オマージュも考えました。