『薔薇王』にシェイクスピアをさがして

菅野文先生の『薔薇王の葬列』についてシェイクスピア原案との関係を中心にひたすら語ります

2024-01-01から1年間の記事一覧

ITA、ロバート・アイク翻案・演出『オイディプス』、石丸さち子演出、三浦涼介主演『オイディプス王』感想

家族関係に焦点があたりフロイト的読みを更に反転させたようなITA版、神話的な崇高さと美しさのある石丸版、の感じがしました。

ロバート・アイク演出、アンドリュー・スコット主演『ハムレット』感想

スコットのハムレット役はもちろん、作品全体が素晴らしかったです。好きすぎてヲタク語りが止まりません。愛と家父長制、ひなぎくと腕時計の話とか延々……。

メトロポリタン・オペラ、K.プッツ作曲『めぐりあう時間たち』紹介・感想

ウルフの『ダロウェイ夫人』を軸に、時代を超えた3人の女性の思いや人生が交差するような作品です。こういう引用・変換も好みだし、物語的な感動もありました。

ウィーン国立歌劇場バレエ(配信)、ノイマイヤー振付『椿姫』感想

ケテヴァン・パパヴァのマルグリット、ティムール・アフシャーのアルマンがよかったです。

ライン・ドイツ・オペラ、チャイコフスキー作曲『オルレアンの少女』感想

ジャンヌ・ダルクだからというだけでなく、演出やコスチュームが『薔薇王』的!

新国立劇場、鵜山仁演出『終わりよければすべてよし』感想

『尺には尺を』の同時上演のもう一方。中嶋朋子、浦井健治他全キャストが重なっています!

新国立劇場、鵜山仁演出『尺には尺を』感想

ソニン、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子他で『終わりよければすべてよし』とキャストを重ねた同時上演。

少年社中、毛利亘宏脚色・演出『テンペスト』感想

『テンペスト』を上演する劇団ものという翻案で、踊りあり殺陣ありのエンタメ的でありつつ、演劇比喩がシェイクスピア的でもあり。

配信作品リンクとスケジュール

演劇・ミュージカル、バレエ・ダンス、オペラ・音楽配信サイトや作品リンク

リセウ大劇場、パーセル作曲『ディドとエネアス(ダイドーとイニーアス)』感想

『ヘンリー6世』の台詞に出てくるディドとエネアスのオペラ。今作はダンス作品と言っても過言でないほど。

ジュード・クリスチャン作、天海祐希&アダム・クーパー『レイディマクベス』感想

現代的視点からの『マクベス』の読み替えとともに寓意性やオマージュに溢れた作品。天海祐希さんが薔薇リチャード+騎士マーガレットのようだ!とも思いました。