『薔薇王』にシェイクスピアをさがして

菅野文先生の『薔薇王の葬列』についてシェイクスピア原案との関係を中心にひたすら語ります

外伝感想

王妃と薔薇の騎士3巻 Ep:12 薔薇の騎士と呪いの円環について

本編1巻につながる円環的終幕が見事! 加えて原案サフォークの独白の転用(多分)によって、表面的に原案通り、でも内実は史実寄り、更に騎士ロマンス的にもなるという作り。前巻から続く『オセロー』も?

王妃と薔薇の騎士3巻 Ep:11 マーガレットとサフォークの願いについて

『ヘンリー6世』展開でありつつ、前半は『マクベス』オマージュ、後半は史料ミックスで、更に劇的に。

王妃と薔薇の騎士3巻 Ep:10 ヘンリーへの愛について

『ヘンリー6世』準拠のようで、緩急のつけ方や演出面の見事さが際立っています。『ハムレット』と『オセロー』の合わせ技的オマージュの感じも。

王妃と薔薇の騎士3巻 Ep:9 ヴァレンタインと決闘について

『薔薇王』本編の円環的構成を、更に環を大きく一回りさせたような最終巻でした。

王妃と薔薇の騎士2巻、白いの外伝Ⅲ・Ⅳ: 少しの感想とレシピリンク

感想少し、ローズプディングとリチャード3世の食卓レシピのリンク。

王妃と薔薇の騎士2巻 Ep:8 グロスターの陰謀について

『薔薇王』本編を覆すような展開。『ハムレット』から『オセロー』や『から騒ぎ』的な感じも……。

王妃と薔薇の騎士2巻 Ep:7 サフォークの手紙について

今話は『ヘンリー6世』というより、以前リンクした記事のエピソードが中心になっている気がします。

王妃と薔薇の騎士2巻 Ep:6 ヘンリーの欲望と後継の不安について

エレノアの呪いは失敗したはずなのにという皮肉。原案からの変更、史料の取り入れ、『薔薇』本編の裏事情的描写が組み合わさった、いつもながらの凄い展開でした。

王妃と薔薇の騎士 2巻 Ep:5 “エレノアの野心”について

『ヘンリー6世』からの変更がとても演出的に思えます。そこから改めて原案の台詞を考えさせられました。

王妃と薔薇の騎士 1巻 Ep:4 魔女マーガレットについて

グロスター夫妻を罠にかける原案踏襲の話ですが、マーガレットの危機と果敢な行動にサフォークの気持ちが揺さぶられる展開にもなっています。

王妃と薔薇の騎士 1巻 Ep:3 ヘンリーの逃亡と王の宿命について

『ヘンリー6世』がヘンリーの逃亡エピソード0的な話にされています。それに関与したのが実はマーガレットというのも胸熱。様々に話が重ねられていそうです。

王妃と薔薇の騎士 1巻 Ep:2 マーガレットとサフォークについて

前半は特に騎士道ロマンス的雰囲気を感じます。『ヘンリー6世』の演出的な読替えがやはり素晴らしいと思います。

王妃と薔薇の騎士 1巻 Ep:1 戦う聖女について

王妃マーガレットが主役の前日譚。『ヘンリー6世』の人物像を逆転させた歴史ドラマ的雰囲気です。