『薔薇王』にシェイクスピアをさがして

菅野文先生の『薔薇王の葬列』についてシェイクスピア原案との関係を中心にひたすら語ります

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

8巻32話夏の祝宴について

第2部の実質的な幕開けということでしょうか、『リチャード3世』冒頭の独白数行の内容が、第2部の登場人物を揃える形で描かれています。

8巻31話アンへの求婚について

31話は、アンとの結婚について、史実解釈、『リチャード3世』の有名場面、第1部のリチャードとヘンリーの関係、全てが矛盾なく話の中に入っています。しかも元の台詞を異なる意味にして、リチャードの真実と嘘を語るものになっているという素晴らしい作りで…

11巻50話ヘイスティングスの粛清について

『リチャード3世』を変えて、リチャードとヘイスティングスが互いに相手を追い落とすことを目論んでいるので、非常に緊張感があります。その拮抗関係がうまく構成されているように思います。

11巻49話母セシリーとの会食と『リチャード3世』のなぞの台詞について

せっかく表紙帯の「私にとって人生とはリチャード様なのです」の回なのに、母セシリーとの会食についてって、すごい地味なんですけど。やっぱり話のメインはセシリーとの関係ですよね。つい記事のタイトル盛っちゃいました、すみません……。