シェイクスピア関連配信作品感想・紹介-マクベス
現代的視点からの『マクベス』の読み替えとともに寓意性やオマージュに溢れた作品。天海祐希さんが薔薇リチャード+騎士マーガレットのようだ!とも思いました。
坪内逍遥訳を使った能・狂言的な見せ方が面白く、それでいてバブル期的だったりコミカルだったり。
マクベスとマクベス夫人が親密である一方、戦闘状況がリアルで怖さと不毛感を感じる舞台でした。
これは本当にお薦めです。演出の斬新さと、佐々木さんの凄まじさ。『マクベス』を超えているようで、『マクベス』世界を深めているとも思えるエキサイティングな作品でした。
スタイリッシュで、ホラー的なのに、ソ連的な全体主義イメージも重ねられた、美しくて怖い作品です。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー『マクベス』『リア王』の感想です。直前に観たハイバイの『て』と思わず重ねてしまう感じの『リア王』でした。
こちらも納得のマクベスでしたが、斬新なのはマルカムとバンクォーかもしれません。
Stratford Festivalの『マクベス』は、演者達も「ラブ・ストーリー」と言っていて、一寸『薔薇王』みを感じてよかったので感想を書きました。今後、『マクベス』オマージュが出てくるのか気になります。