『リチャード3世』と全く違うようでありつつ、すばらしく斬新な解釈・演出として読みたいと思う最終話でした。
ケイツビーに焦点が当たります。『リチャード3世』の解釈・変換も素晴らしく、ベスのエピソードにも参りました。
最終話に向けて主題がストレートに出され、円環的な物語が作られているクライマックスの感があります。ついでに、相当無理矢理感ありつつ『冬物語』どうでしょう、と言ってみます……。
1話から出てきた『ヘンリー6世』での呪いの言葉が、『リチャード3世』での母の呪いと繋げて最終部で円環的に使われ、違う形で昇華される素晴らしさ。テイスト的にはシェイクスピア晩年作品に近づいている気もします。
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