2020-01-01から1年間の記事一覧
これは本当にお薦めです。演出の斬新さと、佐々木さんの凄まじさ。『マクベス』を超えているようで、『マクベス』世界を深めているとも思えるエキサイティングな作品でした。
スタイリッシュで、ホラー的なのに、ソ連的な全体主義イメージも重ねられた、美しくて怖い作品です。
『ホロウ・クラウン』の『リチャード2世』も大好きですが、こちらもまた全然違ってよかったです。
タイトル他、マツ・エク版『ジュリエットとロミオ』の感想です。
原案や史料の流れに戻してきたような65話。指輪エピソードや、プロセルピナと『冬物語』、『ヘンリー4世』とかを考えてみました。
11,12巻の挿話が布石のような形で、薬の話が不吉に再登場。62話からのモチーフも繋がっているかもしれません。
表紙の2人をめぐる史料とも絡めた展開なのに、リチャード、バッキンガム、ティレルの三角関係(?)も入った素晴らしさと構成の美しさ。でもリッチモンドの考察が長めになりました。
意外な演出で楽しめた『じゃじゃ馬ならし』、やっぱり苦手だった『タイタス・アンドロニカス』。『タイタス』にも禁断の関係の子どもの話があるんでしたね。
1巻のリフレインのようなリチャードとエドワードが感動的で、リッチモンドとスタンリーは『リチャード3世』の真逆の感じですね。
既に不穏になり始めている61話。3巻との比較がメインになりました。
だらだらした感想ですが、一寸レアな『シンベリン』をメインに、ロミジュリについても少し。
27話は、多分詳細に史料準拠で、史料アレンジの面白さに気づかされこのタイトルにしました。
高潔な印象のコリオレイナス。オーフィディアスと副官との関係や、メディア状況を強調した演出も面白かったです。
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー『マクベス』『リア王』の感想です。直前に観たハイバイの『て』と思わず重ねてしまう感じの『リア王』でした。
エロティックで切なくておかしくて。『お気に召すまま』をこれほど面白いと思ったのは初めてです。
こちらも納得のマクベスでしたが、斬新なのはマルカムとバンクォーかもしれません。
『十二夜』と『お気に召すまま』の感想です。ナショナル・シアターの『十二夜』感想も入れています。
26話表紙は赤い薔薇に埋まったリチャードで7巻の表紙は白地にマーガレット。色としては逆ですが、2人のことや薔薇のことを書きました。
グローブ版とは全然違ってまた素敵。ついつい両者を比較しつつの感想です。
ジョシー・ローク演出、トム・ヒドルストン主演『コリオレイナス』。原作戯曲との比較などでの感想です。
クライマックスで話の盛り上がりも素晴らしく、『ヘンリー6世』の変換の仕方も感動的です。
注目は野性的なオーベロンと可愛いパックでしたが、妖精達も皆ワイルド、タイテーニアもかなり激しいキャラでした。
ロイヤル・バレエ『ザ・チェリスト』、stratford festival『テンペスト』、ブルック演出・レスター主演『ハムレット』の感想・紹介です。
『ハムレット』『夏の夜の夢』2本の感想・紹介です。
Stratford Festivalの『マクベス』は、演者達も「ラブ・ストーリー」と言っていて、一寸『薔薇王』みを感じてよかったので感想を書きました。今後、『マクベス』オマージュが出てくるのか気になります。
盛り上がる展開です。『ヘンリー6世』は23話から25話に飛ぶ形ですが、史料が素晴らしくアレンジされている回ですね。
『ヴェニスの商人』『妖精の女王』『ロミオとジュリエット』『恋の骨折り損』『冬物語』感想・紹介です。
『ヘンリー6世』踏襲で、エドワードとウォリックの対立、父の敵討ちでヘンリーを殺そうとするリチャード、という愛憎を強調する展開に思えます。
ヘンリーの台詞やジョージのエピソードに『ヘンリー6世』の演出的采配を感じます。セクシュアルな話への踏み込み方もすごい回です。
クライマックスの60話!『恋の骨折り損』、『ヴェニスの商人』、最後に『リチャード3世』と長々書いてしまいました。