『薔薇王』にシェイクスピアをさがして

菅野文先生の『薔薇王の葬列』についてシェイクスピア原案との関係を中心にひたすら語ります

2020-01-01から1年間の記事一覧

佐々木蔵之介主演、スコットランド・ナショナルシアター版『マクベス』感想:『薔薇王』好きな方は是非!

これは本当にお薦めです。演出の斬新さと、佐々木さんの凄まじさ。『マクベス』を超えているようで、『マクベス』世界を深めているとも思えるエキサイティングな作品でした。

ルパート・グールド演出、パトリック・スチュワート主演『マクベス』感想

スタイリッシュで、ホラー的なのに、ソ連的な全体主義イメージも重ねられた、美しくて怖い作品です。

デボラ・ワーナー演出、フィオナ・ショウ主演『リチャード2世』感想

『ホロウ・クラウン』の『リチャード2世』も大好きですが、こちらもまた全然違ってよかったです。

フィンランド国立バレエ『夏の夜の夢』『ロミオとジュリエット』他感想

タイトル他、マツ・エク版『ジュリエットとロミオ』の感想です。

14巻65話愛と荊棘について

原案や史料の流れに戻してきたような65話。指輪エピソードや、プロセルピナと『冬物語』、『ヘンリー4世』とかを考えてみました。

14巻64話夢から醒める薬について

11,12巻の挿話が布石のような形で、薬の話が不吉に再登場。62話からのモチーフも繋がっているかもしれません。

14巻63話王子達をめぐる思惑について

表紙の2人をめぐる史料とも絡めた展開なのに、リチャード、バッキンガム、ティレルの三角関係(?)も入った素晴らしさと構成の美しさ。でもリッチモンドの考察が長めになりました。

MARQUEE.TVのシェイクスピア・コレクション(6)

意外な演出で楽しめた『じゃじゃ馬ならし』、やっぱり苦手だった『タイタス・アンドロニカス』。『タイタス』にも禁断の関係の子どもの話があるんでしたね。

14巻62話父と子について

1巻のリフレインのようなリチャードとエドワードが感動的で、リッチモンドとスタンリーは『リチャード3世』の真逆の感じですね。

14巻61話 愛を求める“ヘンリー”について

既に不穏になり始めている61話。3巻との比較がメインになりました。

MARQUEE.TVのシェイクスピア・コレクション(5)

だらだらした感想ですが、一寸レアな『シンベリン』をメインに、ロミジュリについても少し。

7巻27話テュークスベリーの戦いについて

27話は、多分詳細に史料準拠で、史料アレンジの面白さに気づかされこのタイトルにしました。

ストラトフォード・フェスティバル他『コリオレイナス』感想

高潔な印象のコリオレイナス。オーフィディアスと副官との関係や、メディア状況を強調した演出も面白かったです。

MARQUEE.TVのシェイクスピア・コレクション(4)

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー『マクベス』『リア王』の感想です。直前に観たハイバイの『て』と思わず重ねてしまう感じの『リア王』でした。

8月4日再放送!満島ひかり&坂口健太郎『お気に召すまま』

エロティックで切なくておかしくて。『お気に召すまま』をこれほど面白いと思ったのは初めてです。

シェイクスピアズ・グローブ『マクベス』感想

こちらも納得のマクベスでしたが、斬新なのはマルカムとバンクォーかもしれません。

MARQUEE.TVのシェイクスピア・コレクション(3)

『十二夜』と『お気に召すまま』の感想です。ナショナル・シアターの『十二夜』感想も入れています。

7巻26話赤薔薇と白薔薇について

26話表紙は赤い薔薇に埋まったリチャードで7巻の表紙は白地にマーガレット。色としては逆ですが、2人のことや薔薇のことを書きました。

ナショナル・シアター『夏の夜の夢』感想

グローブ版とは全然違ってまた素敵。ついつい両者を比較しつつの感想です。

ナショナル・シアター『コリオレイナス』感想

ジョシー・ローク演出、トム・ヒドルストン主演『コリオレイナス』。原作戯曲との比較などでの感想です。

6巻25話戦場の遭遇と光について

クライマックスで話の盛り上がりも素晴らしく、『ヘンリー6世』の変換の仕方も感動的です。

シェイクスピアズ・グローブ『夏の夜の夢』感想

注目は野性的なオーベロンと可愛いパックでしたが、妖精達も皆ワイルド、タイテーニアもかなり激しいキャラでした。

おうちシアター備忘録配信終了作品・感想

ロイヤル・バレエ『ザ・チェリスト』、stratford festival『テンペスト』、ブルック演出・レスター主演『ハムレット』の感想・紹介です。

MARQUEE.TVのシェイクスピア・コレクション(2)

『ハムレット』『夏の夜の夢』2本の感想・紹介です。

ストラトフォード・フェスティバル『マクベス』感想

Stratford Festivalの『マクベス』は、演者達も「ラブ・ストーリー」と言っていて、一寸『薔薇王』みを感じてよかったので感想を書きました。今後、『マクベス』オマージュが出てくるのか気になります。

6巻24話 キングメイカー・ウォリックについて

盛り上がる展開です。『ヘンリー6世』は23話から25話に飛ぶ形ですが、史料が素晴らしくアレンジされている回ですね。

MARQUEE.TVのシェイクスピア・コレクション(1)

『ヴェニスの商人』『妖精の女王』『ロミオとジュリエット』『恋の骨折り損』『冬物語』感想・紹介です。

6巻23話木陰の眠りと父の野望(のぞみ)について

『ヘンリー6世』踏襲で、エドワードとウォリックの対立、父の敵討ちでヘンリーを殺そうとするリチャード、という愛憎を強調する展開に思えます。

6巻22話戦いと王位を倦むヘンリーについて

ヘンリーの台詞やジョージのエピソードに『ヘンリー6世』の演出的采配を感じます。セクシュアルな話への踏み込み方もすごい回です。

13巻60話「誓約」の転回について

クライマックスの60話!『恋の骨折り損』、『ヴェニスの商人』、最後に『リチャード3世』と長々書いてしまいました。